なぜ服飾研究室を設立したのか

 設立の要因は小菅利雄氏が欧米視察の時、米国の既製服の生産体制やシステムの現場を見て、日本の既製服の遅れに疑問を持った。また戦後の後発百貨店として独自性を発揮するためにファッションを選択し勝負をかける決意決意がうかがわれる。その具体化が服飾研究室の設立である。
 日本の既製服化を早い時期に予測出来たのは店舗の接収は建物内の人的交流を通じて米国の新聞、雑誌なども見て米国事情を吸収して行ったと思われる。米国人の生活を毎日見ているわけであるから学ぶことも多かった。
 第3はレナウンをはじめ取引先との協力である。レナウン・尾上清理事長は伊勢丹・小菅利雄の義兄で伊勢丹二代丹治社長は義父の関係であった。伊勢丹100周年誌で利雄氏の妻悠氏は「夫が欧米視察から帰国し、連日、父(二代丹治)と夫(3代丹治)、それから、その頃よく来ていた義兄(尾上清氏)の3人で、それこそ、夜明けまで、話は尽きませんでした」と語っている。
 このように既製服の将来について討議していたのであろう。

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