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<<   作成日時 : 2015/11/03 11:37   >>

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 ファッション情報収集を目的に「資料室」を併設した。資料室の発展はレナウン研究室金堀窪勝朗氏の助言と協力があったと山中氏が後日語っていた。この資料室にマリークレール、ヴォーグ、バザー、セブンティーン、マドモアゼル、グラマーなどの欧米の雑誌、新聞を揃えた。
既製服メーカーのレナウン、オンワード、東京スタイル、花咲、吉田レディースなどとは試作服を通して機能面でのパターン、裁断、サイズの研究と開発、の取り組みも進められた。その後、これらに加えてアメリカで既に行われている情報・物流システム導入を共通事項として研究し進行してきた。
 伊勢丹は既製服メーカーと他の百貨店と行動を共にして1963年・昭和38年、「婦人服統一サイズ」の発表に至った。
その前年春夏シーズンに婦人既製服バイヤーはレナウンのギンガムチェックを大量に使用して研究所のデザインで、20パターン、サイズ(7、9、11、13、)を揃えて販売し、既製服販売のトライをして確信を得ていた。
同年、2名のバイヤー(坂入弘一、藪下純)はアメリカの既製服業界の実情調査にニューヨークのアパレルメーカーと百貨店視察に長期出張を行った。彼らは7番街の「ファッションハウス」と呼ばれるホールセーラーやメーシー、ブルーミンングデ‐ル、サックスなどの百貨店を回り、帰国後の報告ではアメリカの婦人服に比べて日本の既製服は非常に遅れており学ぶ点が多々あると述べている。
デザインはむろんのことパターン制作の重要性を改めて認識して、日本の取引先メーカーに対しても技術者を渡米させて研修の機会を持つ必要性を強調した。
 1968年、伊勢丹はレギュラーサイズに加えて「大きなサイズのレディークローバー」ショップ、小さいサイズの「ストロベリーショップ」が揃い「サイズの伊勢丹」確率された。このようにして既製服の工業化への役割を果たしてきたのである。
婦人服メーカーがイージー一辺倒のなか、樫山はパタンナー石橋氏の活躍で伊勢丹はオリジナルパターンの生産で取り組みを行った。東京スタイルとは高野義男氏(後の社長)が研究室へ度々来訪されてイージーから既製服の生産体制やオリジナル商品試作に取り組み実績を築いていった。

島田 記

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