スマホ社会の未来予測

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 私の本棚の中に2011年10月4日号の「週刊 エコノミスト」誌が残してあった。この号が「スマホが世界を支配する」という特別なタイトルであり、後日この結果がどれ程当っているかを検証してみようと考えたからである。
この本が書棚に有った事に最近気付いて、2019年の段階でどれほどこの未来予測が当っているかを調べてみることにした。
 スマホを使用してみると、それは単なる通信機ではなく、正しく小型のパソコンであり、実に多くの無料のアプリケーションが存在し、そのダウンロードにより色々の目的に利用できる。
その本の中のコピーには「あらゆるデジタル機器を駆逐し、産業を侵食するスマートフォン」と表現されている。
色々の機能がどれ程侵食されているか、私の感覚で各分野の程度を評価してみると、次の様な状態が見られる。

① 先ずそのスマホに付いたデジカメの性能から見てみよう。初期のスマホの画素数はデジタルカメラより低い画素であったが、次第にその画素数を上げ、現在はデジタルカメラとスマホのカメラの画素数はほとんど一緒となっている。このスマホにデジカメを付けたのは日本の京セラが最初であった。

② ゲームの機能はソフトが多く、現在では若者中心ではあるが、今では中年者まではまっている人は多い。
これにより、ゲーム機専門のメーカーである任天堂では、売りだしたばかりのゲーム機を売り出し後半年で2万5千円の機種を1万5千円に値下げせざるをえなくなった程であった。

③ 音楽プレイヤーではかつて世界に広まったカセットプレイヤーからMDプレイヤーに替り、若者は皆このスマホにイヤホーンをセットして使い、ラジオの機能はラジルラジルなどで同じく中高年者が利用している。

④ カーナビ機能は、以前は専用のカーナビを自動車に取り付けていたが、今はグーグル地図を歩行時にも利用し、現在地と目的地を表示すれば車における車載用カーナビと同じように利用できて、カーナビ無しで利用できる。

⑤ パソコンに於いてはノート型やタブレットは伸びてはいるが、画面が大きく見やすい点ではビジネス中心に
デスクトップも堅調に推移しているが、ヒューレットパッカード・デル・レノボ等は伸びが全く停まっている。

⑥ テレビの視聴は「ワンセグ」を利用すれば、テレビも画像は小さいものの見ることが出来、それにより若者の
一般のテレビ離れが進んでいるとされています。

⑦ 出版・広告の分野ではSNS向けの広告の増加で、従来の純広告は大幅に減少しており、出版物の減少も
顕著です。

⑧ 映像・音楽ソフトの流通では、ネット経由の配信が一般化しています。ユーチューブなどがその例です。

⑨ 支払い・決済では、スマホに依る現金無しでの支払いが特に中国において急速に進展している。特に中国ではニセ札があることから、これを避けるためにも有効な手段として拡がっています。QRコードを使用するものです。

これら考えられるものの多くを記入してみましたが、このほかにも実に多くのスマホによる世界の支配が拡がっていることは目を見張るばかりです。


                                                       茂木 記




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