葵流通会第18回総会

 私が葵流通会に関係して活動したきた期間は、約20年となります。会が発足して18年も経た事になり、数年前に役員は引退しました。しかし、流通に於ける内容と勢力図は大きな変貌をとげました。その内容については後の文章に書かせて頂きます。
 今回の第18回では例年の如く、現役の学生、流通会OB・OG、大学関係者等で約130名くらいの方々が出席しましたが、これはここ数年では何時もと比べると減少していると私には感じました。
特に女子学生の参加比率が減っているように思われました。
葵流通会会長の吉田 寛氏(三越・伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ)の挨拶の後、会の1年の活動報告・計画の話が、和田和義(元 小田急百貨店)葵流通会幹事長の説明がありました。
次に本学OBであり、本学で客員教授をしている、松本充弘氏により「自分のキャリアを戦略的に考えてみよう」との講演が有り、続いて在学生と葵流通会OB・OGとの個別の相談が、パーティー形式の中で行われました。
私もリタイア後20年も経っており、今の事情には疎いと言う事を話して、学生諸君と話をしましたが、私は百貨店希望の女性には、この部門を今の状況では薦めないとの話しをしました。
最近の百貨店事情は地方百貨店の閉鎖と、大都市部での店の撤退の歴史です。アメリカにおいても多くの有名百貨店が閉鎖しています。あのアメリカでは最大のシェアを誇ったシアーズローバック、メイシー、バーニーズ等々、全く弱体化しています。全国的に見ても日本の百貨店も続々と閉店しています。
 最近はアマゾン、や 楽天市場などのネット通販会社が大きく伸びてきており、その背景には女性の社会進出により、時間が無い人々が増加しているのも一因でしょう。私の個人的な見解ですが、本当に満足のゆく人的接客の経験無いのも事実です。高齢者の増加も物品購入の減少を加速しています。
これから判断すると、今日のGDPが1%以内であるとはいえ、前年をクリアしているのも、早晩
前年割れをここ数年以内に記録することでしょう。
人口の減少に対して、外国人の流入も多くなっていますが、彼らはその収入の多くを自国に送金してしまい、GDPアップには繋がらないのではないでしょうか。
 今回の流通会を通して、私が考えるには、現在のニーズに合ったものとして、流通会の他にこらからは「葵IT会」(Infomation Technorogy)をコミニケーション学部のOBを中心に設立するべき時にきています。むしろ今では遅いくらいです。
残念ながら流通会はそのピークを既に過ぎて、時代は既に他の形態に入っていると認識せざるを得ません。その必要性が十分にある事を訴えたいと考えています。

                             記事 茂木 稔